サウナブームを徹底解剖!女性人気の理由から健康効果まで

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サウナブームを徹底解剖!

サウナブームを徹底解剖!女性人気の理由から健康効果まで

ここ数年でサウナがブームになっています。サウナ愛好家は全国で1,600万人を超え、コロナの影響で一時的に利用者が減少しましたが、現在は回復傾向にあります。

サウナブームの理由の一つとして、女性の人気が高まっていることが挙げられます。インフルエンサーがこぞってサウナに入るようになり、その影響で女性の間でサウナが流行するようになりました。また、サウナが美容やダイエットに効果的という情報が拡散されたことも、女性人気の高まりに一役買っています。

サウナにはさまざまな健康効果があります。自律神経の調整、血行促進、疲労回復、免疫力向上などが期待できます。また、サウナと水風呂を交互に入ることで、血管が拡張したり収縮したりして、血流がよくなります。この効果により、肩こりや腰痛などの改善にも役立つといわれています。

最近では、サウナの楽しみ方も多様化しています。湖に飛び込んだり、路線バスを改造したりしたサウナが登場するなど、ユニークな施設が続々と誕生しています。東京吉祥寺には、収容人数が100名という世界最大級のサウナ施設もオープンしました。

サウナブームはまだまだ続きそうです。健康効果だけでなく、ストレス解消やリフレッシュにも最適なサウナを、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

女性人気の理由

女性サウナ

サウナブームが広く浸透する中、女性人気の高まりが目立ちます。かつては男性的な趣味とされていたサウナですが、近年では女性のインフルエンサーSNSで水着姿を披露するなど、美容や健康維持に役立つという認識が広がっています。また、サウナ施設も女性向けの設備やサービスを充実させており、快適に楽しめる環境が整いつつあります。さらに、サウナがリラックス効果や免疫力向上に役立つという研究結果も発表されており、女性の間でサウナをライフスタイルに取り入れる人が増えています。

健康効果

近年、サウナブームは男性のみならず、女性にもその人気が広がっています。中でも、サウナ愛好家の女性で、「サウナを愛して病まない」という方がいます。その方は、なんと自身が経営するサウナ施設を自ら改装して、世界に一つだけのオリジナルサウナを作ってしまったほどです。

しかし、サウナはとにかく体にいいとされていますが、中には「サウナは体にいいという根拠はない」という専門家もいるようです。結局のところ、サウナは体にいいのか、悪いのか?

実は、海外のフィンランドなどの大学で調べられた論文によると、サウナにはさまざまな健康効果があることがわかっています。たとえば、精神疾患のリスクが78%減少、心臓発作のリスクが25.52%減、認知症のリスクが66%減少するなどです。これらの数字は、ちゃんとしたエビデンスに基づいたものなのです。

メンタルヘルスへの効果

サウナでリラックス

メンタルヘルス面でもサウナはメリットが多いことが研究で明らかになってきています。

厚生労働省の研究によると、サウナには精神疾患のリスクを78%減少させ、うつ病や不安症の症状を軽減させる効果があることが示されています。

また、フィンランドの研究では、週に2回以上のサウナ浴が認知症のリスクを66%減少させることが判明しました。

これらの効果は、サウナが脳内のエンドルフィンを放出し、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑えることに起因すると考えられています。

心臓血管系への効果

心臓血管系に与えるサウナの効果については、医学的なエビデンスが多数あります。フィンランドの研究では、定期的にサウナに入ることで、心臓発作のリスクが25%以上低下することが示されています。これは、サウナの熱が血管を拡張し、血流を改善するためです。さらに、サウナは精神的なストレスを軽減する効果もあるため、心臓血管系の健康にも間接的に寄与します。ただし、サウナの入りすぎは逆に健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な時間と頻度で楽しむことが大切です。

入り方や楽しみ方

入り方はすごくシンプル。まずはサウナに入り、自分の脈拍を目安に130以下まで滞在します。目安はアンパンマンマーチのテンポだそう。サウナで体を温めた後は水風呂へ。水風呂の時間は長くても2分程度にとどめましょう。このサウナと水風呂の交互浴を3セットほど繰り返すと、俗にいう「整う」状態に。整うとは、心身ともにリラックスした状態のことです。最近は女性サウナーも増えているので、女性専用の施設も増えてきています。男性と女性で入り方が大きく異なるということはありませんが、水風呂の温度が男性より低く設定されていることが多いです。

脈拍を目安にした時間管理

脈拍の目安は130以下です。これは「アンパンマンマーチ」のテンポとほぼ同じです。脈拍を目安にすることで、無理なくサウナを楽しむことができます。サウナは熱すぎると思われがちですが、入り方次第で健康に良い効果が期待できます。適度に体を温め、適度に冷ますことで、精神疾患や心臓病、認知症のリスクを軽減できます。フィンランドなどの海外では、日本のサウナよりも温度が低いため、無理なく楽しむことができます。

水風呂の入り方

水風呂

通常、水風呂の目的はサウナで温まった体を急速に冷やすことです。このプロセスにより、心拍数が下がり、血管が収縮し、リフレッシュ感を得ることができます。水温は10~15℃が一般的で、1~2分が目安です。水風呂に入る際には、いきなり頭から入らず、足から徐々に浸していくのがコツ。冷たい水に一気に触れると血圧が急上昇する可能性があるため、心臓に負担がかからないよう注意してくださいね。また、水風呂の入りすぎは低体温症を引き起こす可能性があるので、無理のない範囲で楽しみましょう。

外気浴の重要性

サウナ_外気浴

外気浴は、サウナ体験の重要な要素です。サウナ室から出た後に冷たい水や風にさらすことで、血管が収縮し、心拍数が低下します。これにより、心血管系に負担がかからず、リラックスした状態を保つことができます。さらに、外気浴は、エンドルフィンの放出を促し、幸福感と満足感をもたらします。

最近のサウナブームでは、外気浴スペースが充実した施設が増えています。デッキチェアやハンモックが設置され、自然の中でリフレッシュできる環境が整っています。また、水風呂の代わりに湖や川に飛び込む「ダイブ」を楽しめる施設も人気です。外気浴を上手に取り入れることで、サウナ体験をより深く、より充実したものにすることができます。

サウナの効能を最大化するためのルーチン

サウナのルーチン

サウナの効能を最大化するには、適切なルーチンが不可欠です。まず、サウナに入る際は、無理をせず、自分の脈拍と相談しながら入りましょう。目安として、130以下まで下げるのが理想的です。サウナ室内では、何も考えず、脳を休ませることに集中しましょう。その後、水風呂に入り、一気に体を冷やします。このルーチンを繰り返すことで、血管が収縮したり、拡張したりし、血行が促進されます。また、サウナ後の水風呂は、疲労回復にも効果的です。さらに、サウナを定期的に利用することで、心臓発作や認知症のリスクが低下することが研究で明らかになっています。適度なサウナ利用で、健康効果を最大限に享受しましょう。

サウナの魅力

サウナの魅力は、何と言ってもその健康効果とリフレッシュ効果にあります。発汗によるデトックス効果や、血行促進による疲労回復、自律神経の調整によるリラクゼーション効果などが期待できると言われています。また、最近ではSNSとの相性も良く、サウナでの様子を投稿する "サ活" が人気を集めています。女性にも人気が高まっている要因の一つが、美容効果です。発汗による毛穴の汚れ除去や、血行促進による肌のハリツヤアップなどが期待できます。

整い

瞑想

「整い」とは、サウナ室と水風呂を繰り返し体感することで脳内麻薬が放出され、リラックスした状態になることを指します。瞑想状態のような感覚を味わえ、心身ともにリフレッシュできます。長時間サウナ室にいると、心拍数が上昇し、交感神経が優位に働きます。水風呂に入ると、心拍数が急激に低下し、副交感神経が優位に変わります。この急激な自律神経の切り替えが、「整い」を引き起こすと考えられています。

美容・ダイエット効果

サウナ_美肌

また、サウナは美容やダイエット効果も期待できます。発汗作用が高まることで、老廃物の排出や新陳代謝の促進が促され、美肌や痩身効果が期待できます。実際に、サウナ愛好家の中には、頻繁にサウナに通うことで肌質が改善したという人も少なくありません。

サウナブームの歴史

サウナの歴史

サウナブームは大きく3度に分けられます。第1次ブームは、1960年代にフィンランドサウナが日本に導入された頃。第2次ブームは、健康志向の高まりを背景に、1990年代後半から2000年代初頭にかけて起こりました。そして第3次ブームは、2010年代半ばから現在まで続いており、女性の人気や健康効果の認知など、新しい特徴が見られます。

現在のサウナブームの特徴

サウナ人気

サウナブームの特徴として最も注目すべきは、その年齢層の幅広さです。かつては男性が中心だったサウナブームが、今では若い世代から高齢者、さらには女性までと裾野が広がっています。

特に女性の人気はすさまじく、インフルエンサーによるSNSでの発信などがきっかけとなり急速に広まりました。女性にとってサウナは、美容やダイエット効果が期待できる点も魅力となっています。

年齢層の拡大

近年、サウナブームが巻き起こり、性別や年齢を問わず多くの人が楽しむようになっています。その背景には、女性の間で広まったインフルエンザ予防としての効果や、SNSとの相性がいいことから水着姿でサウナを楽しむ人が増えたことが挙げられます。また、山の帰りに立ち寄った温泉のサウナで、昔ながらのサウナの入り方を経験したことで、最近のサウナの入り方の気持ちよさに気づいた人も多いようです。

女性人気

女性人気も急上昇中!サウナブームの理由とは

近年、サウナブームが再燃していますが、その人気は女性にも拡大しています。従来、サウナは男性だけのものというイメージが強かったものの、今では女性専用のサウナ施設も増えたり、女性向けのサウナイベントが開催されたりするなど、女性のサウナ人気は急上昇中です。

この女性人気の理由は、美容や健康への効果だけでなく、サウナならではの「整う」感覚を求める女性が増えていることなどが挙げられます。また、SNS映えするサウナ施設が増えていることも、女性人気の拡大に一役買っているようです。

SNSとの相性の良さ

SNS映えするサウナ

さらに、SNSとの相性の良さもサウナ人気の要因となっています。水着姿やサウナ後のリフレッシュした姿を投稿することで、フォロワーからの反響が期待できます。また、サウナで整った心身の状態を共有することで、共感や憧れを集めることができます。サウナがSNS映えする場所として認識されていることで、より多くの人がサウナに興味を持ち、利用するようになっています。

日本のサウナの課題

日本のサウナはフィンランドに比べて20℃近く高温で、心臓への負担が大きいという話があります。適切な入り方が重要で、我慢しすぎたり、冷たい水に長時間入ったりするのは避けましょう。適度に温まり、適度に冷ますことで健康効果が得られるとされています。